秘密バレがあるので未プレイの方は要注意。
白い雪が降り止まぬ夜
月の光が照らすのは あなたが抱える想い
二人で過ごした過去は うっすらと消えていく
血に塗れた大地も 雪がいつしか消していく
シノビガミ『WHITE KEY』
この雪の中で もう何も聴こえない
あなたの想いも 何も見えない
* * * * *
GM:ではでは。
本日は急なお話だったような気がしますがお集まりいただけましてありがとうございます! ホワイトキー(綴り難しい)こと白鍵セッションだよ!
のみち:こちらこそありがとうございますほわきー!
げーじ:いえーい。よろしくおねがいしますっ
GM:それじゃあトレーラーをば。
白い雪が降り止まぬ夜
月の光が照らすのは あなたが抱える想い
二人で過ごした過去は うっすらと消えていく
血に塗れた大地も 雪がいつしか消していく
シノビガミ『WHITE KEY』
この雪の中で もう何も聴こえない
あなたの想いも 何も見えない
GM:始めて行きたいとおもいます。宜しくお願い致します。
のみち:よろしくお願いいたします!
げーじ:よろしくおねがいしますっ
GM:ではではでは、PC番号順にキャラ紹介お願いします。ではまずPC@から!
【PC@:漁火 蛍】
・性別:女 ・年齢:18 ・表の顔:高校生 ・信念:情
・流派:鞍馬神流/廻鴉
・特技:《水術》/《手裏剣術》/《刀術》/《野戦術》/《記憶術》/《伝達術》
・忍法:【接近戦攻撃《野戦術》】/【神槍】/【陽炎】/【頑健】/【血断】
・使命:【ここから逃げ出す】
・導入:いつもあなたはPCAと共にあった。数多の忍務を、戦いを。二人で駆け抜けてきたのだ。
なのに目の前で起きていることが信じられない。
白く積もる雪の中で、大切な人がPCAに次々と殺されていく。
なにかがおかしい。あなたの使命は【ここから逃げ出す】ことである。
GM:酷い目にあうPC@を担当していただくげーじさん、お願い致しますー!
げーじ→蛍:はーい、げーじです、今回はお誘いいただきありがとうございますっ。
漁火・螢(イサリビ・ホタル)廻鴉の高校生です。感情の起伏は激しい方です。まー戦闘スタイルはふつーのシノビっぽいはず?
で、大切な人で。まず、鞍馬山の同じ流派のシノビたち。
次に、生家はたぶんちょっと大きい武家屋敷イメージ。
で次に、年の離れた兄と義理の姉。兄の方はシノビだけど義理の姉は一般人だとよい(こうくっついて忍びの世界から離れたてきな。
最後に、過去に任務に巻き込んでしまって助けた子。こう、PCAさんと一緒の任務で一回危ないときにPCAさんが庇ったとかそういうのあるととてもいいよね。
のみち:おいしい。
GM:良いですね良いですね( `・ω・´)
蛍:そんなかんじです、よろしくおねがいしますっ。
のみち:よろしくお願いします!
GM:宜しくお願いします〜! 大好物です! ではでは蛍ちゃんになにか質問などあります?
のみち:何かこう、逆鱗ポイントとか……(状況が既にそれっぽいとは思う
GM:逆撫でする気だ(
のみち:シナリオがやれって言ってる!! すまない、本当にすまない(
GM:#だが殺す
のみち:ええ(にこり
蛍:ギャリギャリなりそうな感じに配置しました。信念:情なんで、わりと近い大切な人たちがやられちゃうし。幸福破壊……。
のみち:わりと吸血鬼に破壊されるための幸福積んでる気持ちになる(
吸血鬼に幸福を壊されたり取り戻したりする冒険企画局さんのTRPG、『ブラッド・クルセイド』は好評発売中。
GM:つまり、状況自体が逆鱗と(
蛍:それがやりやすそうかなーって。
GM:ではそんなSGTを作り出したPCAの紹介行きましょうか!
【PCA:ハウンド】
・性別:男 ・年齢:20代半ば? ・表の顔:牧師 ・信念:忠
・流派:ハグレモノ/世界忍者連合
・特技:《仕込み》/《盗聴術》/《分身の術》/《毒術》/《召喚術》/《千里眼の術》
・忍法:【接近戦攻撃《分身の術》】/【毒手】/【望郷】/【影分身】/【涓滴】
・使命:【PC@の大切な人を全て殺す】
・導入:いつもあなたはPC@と共にあった。数多の忍務を、戦いを。二人で駆け抜けてきたのだ。
そう、二人で。この世界にあなたとPC@以外のものはいらない。
全て殺さねばならない。流れ出る血はいつしか、降り積もる雪が覆い隠してくれるだろう。
あなたの使命は【PC@の大切な人を全て殺す】ことである。
GM:のみちさん、おねがいしまーす!
のみち→ハウンド:はい、では。
名前はハウンド、偽名ですが蛍さん相手にもずっとこれで通しています。
世界忍者連合所属で、まぁ見ての通り牧師をしております。元々は偽装のために牧師の真似事をしていたらそのまま入信してしまいまして。
物腰は穏やかに見えますが信じた道を突き進むきらいがあってよく頑固者だと言われます。時々煙に巻くような言い回しをしますが嘘はつきません。ええ、神に誓って。
殺生をした時には相手の祝福を祈って枝二本で組んだ手製の十字架を亡骸に手向ける習慣があります。自己満足に過ぎないのですけどね。
こんなところでしょうか。よろしくお願いいたします。
GM:宜しくお願いします尊い。
ハウンド:中の人は別にキリシタンじゃないので適当になります。多少は調べましたけどね……!
GM:www 蛍さんは、ハウンドさんに何か質問あります?
蛍:うーん、大丈夫!
GM:はぁい!
では最後に、お二人と一緒に世界を彩る素敵なお友達の紹介です。
降り積もる雪(GM):ゆきです。エニグマです。
二人がいるところには、常にこの雪が降り積もり続けるでしょう。
GM:以上!
ハウンド:降り続ける雪……!
GM:積雪が2mを越えても降りやみません。交通網のマヒには気を付けろ!
蛍:こわい……。
GM:というわけで、この2人(とあとなんか)でセッションとなりますが、蛍さんとハウンドさんって、どういう御関係なんですかね? 付き合ってる? ねぇ付き合ってる???(やりてババアの顔で
ハウンド:どうなんでしょうねぇ。忍びの道を往きながら己の感情を失わない蛍さんを好ましくは思っていますよ。
蛍:うーん真実はともかく、慌てて否定するタイプかもしれないこいつ。
真実はともかく。
GM:スタンダードなのは忍者としての相棒とかなんですかね(
ハウンド:相棒、そう相棒とか言われそう(
蛍:相棒、便利な言葉。
GM:なんかこう、イメージ的に蛍さんが忍務でピンチになってるときに、高いところから現れて助けてくれるのがハウンドさんみたいなイメージになってるの!(
ハウンド:牧師仮面様……!
蛍:このバラの十字架は。
GM:バラの十字架(
ハウンド:まぁ保護者のような立ち回りになる部分はありそうですねぇ(蛍さんの方が火力出て強いとかはさておき(
GM:ですね! 年下放っておけなさそう!
ハウンド:感情的になってつっこむ蛍さんのサポートに回ったりとか
蛍:「それで、なんでそう落ち着いてられるのよっ」って矛先がハウンドさんの方に行ったり。
ハウンド:「貴女が私の分まで怒ってくれるからですよ」
GM:おいしい。とてもおいしい。
蛍:よい。
GM:それではまさに、怒る蛍さんと怒らないハウンドさんという状況になりそうですが、導入シーンに移行しても、宜しいでしょうか。
一同:はーい。
◆◇◆◇導入フェイズ◆◇◆◇
◆Scene 01 Request, saying good-bye isn’t given.
GM:ハウンドさんの殺しのシーンを目撃する蛍さん、といった感じなのですが。
ハウンドさんがまずは誰を殺すかなといったところからになりますかね。手近なのは、いっぱいいそうだから殺しても尽きない鞍馬のお仲間さん?
ハウンド:お仲間か屋敷あたりかなとは。お仲間さんでしょうかね。
GM:雪は常に振り続けていますが、場所自体はお好きなシチュエーションを選んでいただいても良くて、生きてる人がシーンにいても構いません。最終的に殺せば。というか、ハウンドさんってどうやって人殺しするんだろう。
ハウンド:【毒手】で体の自由を奪いつつ殴打でしょうかね。
蛍:わぁい。
GM:わぁ…残酷ぅ……。
ハウンド:聖職者は撲殺と相場が決まっています(いない
GM:では、そうして殺された仲間達が物のように地べたに転がっている…?
ハウンド:ではそのように。
GM:何人もの忍び達が、戸惑いの表情を浮かべながら襲い来る男へと立ち向かい、そして倒れる。
「貴方は、蛍の仲間ではなかったの…?」
かろうじて意識を保ってはいるものの、倒れ伏したまま体の自由はもはや聞かずといった体の鞍馬の忍びがハウンドさんに問いかける。
ハウンド:ではそちらを向きながら、
「えぇ、仲間ですよ。以前から、そしてこれからも。ただ貴方がたの存在を看過できない。それだけのことです」
雪を踏みしめながらゆっくりとそちらに歩み寄る。
GM:「……っ! く、来るな化け物め!!」
恐怖に引きつった顔で体を引き起こそうと試みるも、叶わないまま。蛍とさほど変わらない見目の少女忍びは声をあげましょう。
ハウンド:「申し訳ありませんが、それは聞けません。一人残らず滅ぼすと決めておりますので」
せめてもの慈悲で後頭部を殴打して意識を飛ばしてあげましょうか。とどめは刺しますが。
GM:それではその殴打でついに繋いでいた意識も途切れますね。あとはとどめ刺し放題。
蛍:丁度現れたところでそのとどめを刺すのを見る感じだろうか。
ハウンド:では手を振り上げて容赦なく叩きつけたところに。
蛍:「襲撃があったって……、何で。貴方なの、ハウンド」
辺りに倒れるシノビの中心に立ってるであろうハウンドにむけて。
ハウンド:ぴくりと反応して、ゆっくりと向き直りましょう。
「おや、蛍さん。ご機嫌はいかがですか」返り血をぬぐいながら。
蛍:「ご機嫌は、って貴方、何を、した、の」
とまだこの惨状とその中心に立ってるハウンドが結びつかない、否結びつけたくない、信じられないというような、信じたくないといったように。
ハウンド:「何を……とは? 見ての通りですよ。これで全員だと思うのですが、確認していただけますか?」
蛍:「待ってよ、貴方……どうして! どうして、こんなこと……してんのよ」
ハウンド:蛍さんを見つめながら間を置いて。
「……必要なことだからです。ですが、まだ足りないようですね」言いながら空を仰ぐ。
蛍:「必要、必要って、何よ、どういうことよ」と震えてた感じの声が怒気をはらんできて。
「どういうことなの!」と武器は持たず飛び掛かるかな。
ハウンド:では飛びかかった瞬間その場に立っていたハウンドの分身が溶けて本体が蛍さんの背後を取る。
「『求めなさい。そうすれば、与えられる』」聖書の一節を引用しながらさっきと同じように後頭部に手刀。
蛍:「ハウン、ド」とそこで意識は途切れる、かな。
ハウンド:倒れる蛍さんを抱えて静かに横たえさせます。その後で死屍累々とした周りを見渡して、何もせずにその場を去ります。
GM:ハウンドが立ち去った後に立ち上がる者は誰もいない。ただ白い雪だけが降り積もってすべてを覆い隠す。まだ息のある、ぬくもりのある少女の身体を除いて、その場にあるすべてのものを白く塗りつぶしていった。
GM:というところで導入終了としたいと思います。いやぁハウンドさん悪いやつだなぁ!
ハウンド:ふふふ……必要なことですので仕方ないですね。
蛍:ぎゃりぎゃり。
GM:では、メインフェイズ……の前に。シナリオのレギュレーションを確認し忘れてましたので、共有メモで貼っておきました。ご確認をばー。
ハウンド:おお ありがとうございます。
蛍:ありがとうございまーす
『WHITE KEY』のレギュレーションは以下の通り。
オリジナルエニグマあり。
メインフェイズではプライズの受け渡しは不可。
プライズの【秘密】は取得時に獲得することができる。
クライマックスでの戦果としてのみ、プライズを誰かから奪うことを選択できる。
◆◇◆◇メインフェイズ 第1サイクル◆◇◆◇
GM:改めましてメインフェイズ。PC@とPCA、あとエニグマがあります。
どちらから動かれますか?
蛍:うーんできればあとが。
ハウンド:ふむ、では先にやりましょうか。
蛍:お願いしますっ。
GM:ほうほう! では!
◆Scene 02 It’s free one that I should accomplish.
シーンプレイヤー:ハウンド
GM:ドラマシーン…で、いいですかね。
ハウンド:はい。
降り積もる雪シーン表5:
ざらつくアスファルトの上、倒れた「PC@の大切な人」。うっすらと積もる雪を溶かしながら、赤いシミが広がる。
ハウンド:しまった誰を殺すか決める前にふってしまった(
GM:今回は誰か好きな人を殺してもいいし、振り直してもいいですよ(
ハウンド:次は武家屋敷かなと思っていたのですが。
GM:武家屋敷、倒壊しちゃうね( 振り直してもいいのよ!ww
ハウンド:一回振りなおしてみますw
降り積もる雪シーン表3:
凍える夜。「PC@の大切な人」の命が刈り取られる。どこまでも限りなく降り積もる雪の中。その身体は、あまりに軽い音と共に、静かに崩れ落ちた。
ハウンド:軽い……屋敷……。
GM:崩れ落ちた……。うむ、屋敷の中の、人が崩れ落ちたのだ。軽い音を立てて。うむ。
蛍:素手で。
ハウンド:うむ、拳一つでなんでも。まぁこう……毒で柱を腐食させて最後の一押しを拳で……。
GM:で、では元々時代の経った建物だったので傷んでいたのか、とても軽い音をたててあっけないく崩れ落ちていく。小さい頃に背比べをしながら傷をつけた柱も、上で遊んでいたら落ちて痛かった屋根も、それらを温かく見守ってくれた家族も、皆、最期に何を言う事も出来ずにそのまま……ですかね。
ハウンド:人が這い出てくるようなら叩かなくてはと様子を見ていますがまぁ、下敷きでしょうかね。
「……」無言で瓦礫の山を見つめる。
GM:その崩れた家の上にも雪が降り積もってい生きます。
ハウンド:ではその雪を調べたいです。
GM:ほう。エニグマなので、好きな特技で好きな演出してくれれば調べられます。
ハウンド:雪……雪か……。雪が降ってくる天を仰いでその偽装の先にある真実まで見抜きにいく……ということで《千里眼の術》で。
GM:はい! きっと見える! 判定どうぞー!
ハウンド:(ころころ)ふう……成功。
GM:成功ですね。では、エニグマなのでさくっと公開です。
【降り積もる雪】
・戦力:白蝕天蓋
・解除:判定《水術》、《潜伏術》、《詐術》、《結界術》
・効果:このエニグマが解除されていない場合、明かされないハンドアウトがある。
GM:以上です。
蛍:ほむ。
ハウンド:う、手番がきついですねぇ。
GM:解除ですが、計画判定ではないので、手番を使わずに判定に挑戦できます。
ハウンド:ほうほう。このまま挑戦も可能と。
GM:ですです。判定に使う特技は書いてある通り、って感じですねー!
ハウンド:了解しました。では……《潜伏術》が一番近いですかね、《毒術》から代用で。何かを蝕むのはこちらにも多少心得がありますので。
GM:はい。失敗しても特に何もありませんのでご安心を!
ハウンド:(ころころ)成功。
「さて、鬼が出るか蛇が出るか」
GM:新たなハンドアウト「夢蝕み」が公開されました。
【夢蝕み】
・夢の中に住む妖魔
・使命:【PC@を我が物にする】
・設定:
PC@を結界『白蝕天蓋』の中へと幽閉している妖魔。
夢の中で力を喪ったシノビを取り込み成長していく。
力は弱いがその特殊能力によって人々から畏れられている。
GM:この夢蝕みにも秘密はありますので、今後このハンドアウトも調べることが出来ます。
ハウンド:了解しました。
GM:こういう妖魔の気配をハウンドさんは感じ取ることが出来たのでしょう。そして、欲しいものを手に入れるまではやつは動かないであろうことも。
ハウンド:「……尻尾を掴みましたよ、夢蝕み。このまま思い通りにはさせません」
千里眼のための集中を一旦解いて。崩落した屋敷をもう一度一瞥して、何もせずにその場を立ち去ります。
GM:はい、ありがとうございます。ハウンドさんが振り返った時にはもう屋敷は雪に埋まってか、見えないかもしれませんね。
◆Scene 03 Love your neighborhood as loving yourself.
シーンプレイヤー:漁火 蛍
GM:じゃあ次は蛍さんの手番となりますー。
蛍:はーい。ドラマシーンだけど。
GM:蛍さんも、誰が死ぬか選んでからのシーン開始となります。さぁ、誰なら死んでもいいかなー???(
ハウンド:選んでいいんですよ?(
蛍:はーいそうしたら兄と義理の姉を。
GM:おぉー。故郷の家とはまた別に、実家を出て仲睦まじくどこかで暮らしてる感じなのかな。
蛍:ですかねー、忍びの世界とは距離を置いてた感じで。
GM:そんな人をハウンドさんは殺すんですねー! どうやって殺すのかな(わくわく
蛍:あれ。もう殺されてて
GM:殺し終わっててもいいですし、目の前で殺してもいいですし、最終的に死んでればおっけーです。あぁ、シーンに出さないなら殺されてたでも。
蛍:蛍があとから来て、どうしてってなってるとこで「遅かったね」ってハウンドに出てきてほしい。
GM:おっとぉーもっとえげつないやつだったー(
ハウンド:ではそのように(一旦引っ込む
降り積もる雪シーン表6:
降り注ぐ雪。雪原の大地に映える紅。その血溜まりは「PC@の大切な人」から流れ出るものだった。
蛍:蛍の前には倒れた二人の男女。降り積もる雪はその血溜りに触れ赤く染まっていく。
「兄さん……義姉さん……。どうして、この二人まで……この人たちは関係ないはずでしょう!!」と、叫ぶように言う、それは悲鳴のようでもあった。
ハウンド:では飄々とした様子で「おや蛍さん。遅かったですね」と登場。見慣れた微笑みを浮かべながら。
蛍:「遅かったってこれも、……これも貴方がっ」と拳を握り締めていう
ハウンド:「はい、私がやりました。いやはや、人質を取るというのはなんとも心が痛みますね。おかげで楽は出来ましたが。同僚、生家、兄弟……私もずいぶん仕事をしたものです」
蛍:「全部、貴方の意志で、やってるの、ね?」
ハウンド:「はい。必要なことですから」まっすぐに蛍さんの方を見る。
蛍:「貴方は、私の相棒、だったじゃない……それなのに、私から全てを奪おうというの……? ハウンド」
ハウンド:「……私は今でも貴女が相棒だと信じていますよ。『汝の隣人を愛せよ』。私の隣人は蛍さん、貴女に他ならない。全てはそれ故の行動です」
蛍:「どうして、どうしてそれが……これと繋がるのよ!」と叫ぶ。
と、この現状抱いてる怒りを《伝達術》で感情判定としてぶつけたい。
ハウンド:ほう……。
GM:ほうほう、判定どうぞ!
蛍:(ころころ)成功。
GM:おぉー。感情表をどうぞ。
感情表の結果は以下の通り。
ハウンド:忠誠(プラス)/侮蔑(マイナス)
蛍:愛情(プラス)/妬み(マイナス)
ハウンド:ふむ。忠誠で(しれっ
GM:ほうほうw 蛍さんはどっちにしますか?
蛍:これで2が出たらストレートで怒りだったんだけど3かー。
GM:むずかしいですねこれ(
蛍:嫉妬は違うし、こう。やっぱどうしてって割り切れてないのって、信頼とかいろいろあったのが残ってるってことの表れだと思うんで、愛情の方を取ろうっ かな。
ハウンド:ヒューッ。
GM:ほう。じゃあ、少しお待ちくださいね。
蛍:はーい。
GM:それでは、蛍さんはプライズ「心の鍵」を手に入れました。
【心の鍵】
いつのまにか見つけた、PC@の本当の想い。鈍く光る、黒い鍵。
GM:【秘密】はこれから個別Meityに貼ってきますので、それを受けてロールとかしてくださいますとって感じですね。
蛍:りょうかいです。
GM:貼りました……。
蛍:わははははは。
……。
ロールに戻るです。
GM:はい…!
蛍:「ハウンド……貴方の事、信じていたのに。信じて、いたのに。絶対に、貴方の事、許さない。許しは、しない」
とその声は怒りから、殺意に変わって言っていることがわかるだろう。
ハウンド:「……貴女に許して欲しいとは言いません。私の罪を判断するのは主の役目ですから。
貴女が願うのであればこの二人にも祈りますが」蛍の兄とその妻の亡骸をちらと見る。
蛍:「そんな事したって、何も変わらないのよ。する必要なんて、ない。
絶対に貴方の事を、殺してやる」
ハウンド:「……」一瞬、繕っていた表情が消えて……また微笑を浮かべる。
「全てが終わった後ならばそれも良いかもしれません。ですが、私はまだ死ねません」
そう言い残して男は姿を消した。
雪はなおも降り続ける。全てを包み隠すように。
◆◇◆◇メインフェイズ 第2サイクル◆◇◆◇
GM:ではでは2サイクル目となります!
ハウンド:私の手番からで、とりあえずドラマシーンを。
◆Scene 04 Without nostrum which excels a request.
シーンプレイヤー:ハウンド
GM:はーい! 誰を殺しますか?
ハウンド:ここまで来たらやはりあれでしょうかね。かつて助けた子を。
GM:いいね!! きっとハウンドさんにとっても思い入れある子ですよね…
ハウンド:そうですね、私自身が助けた子ですからね……。とはいえ例外を作るわけにはいきません。
GM:いきませんね! さぁてどうやって殺してあげるのかなって(正座待機
降り積もる雪シーン表6:
降り注ぐ雪。雪原の大地に映える紅。その血溜まりは「PC@の大切な人」から流れ出るものだった。
ハウンド:そうですねぇ……。
「どうも、お久しぶりです。その後いかがでしょうか」と談笑するように近づいて、正面から腹を貫きましょうか。あまり痛めつけるのも忍びない。
少女(GM):「あっ!! おにいちゃん! あの時のおにいちゃんだ! あのね、あたしね、今度ピアノのコンクールに出ることになっ……」
かけられた声には純粋にハウンドさんを信じるような笑顔で向かって、しばらくして、自らの腹部に起こる痛みの正体が何かを自覚する間もなく、倒れ伏します。
ハウンド:「……あぁ。度し難い」ため息を吐くようにつぶやく。
「全くもって度し難い」無意識に懐から十字架を出しかけて、またしまう。
「それでも私が選んだ以上、もう止まるわけにはいきません」
そこへ現れるもう一人のハウンド、ということで分身に動向を探らせていたことにして夢蝕みの秘密を抜きにいきたいです。
GM:ほう!! どうぞどうぞ!
ハウンド:(ころころ)ファンブル。んーー。
GM:んーーー!!!??
ハウンド:あれのあれで振りなおしたいです。
GM:おーけー。
ハウンド:ありがとうございます。
蛍:あれのあれ。
ハウンド:(ころころ)成功。ふう……。
GM:成功! 感情共有で公開情報ですね。
■夢蝕みの【秘密】
・夢の中に住む妖魔
・使命:【PC@を我が物にする】
・秘密:
クライマックスフェイズ終了時、名前に「鍵」と入っているプライズを持っているものは『白蝕天蓋』を破り、現実世界へと帰還することができる。
GM:以上です。蛍さんは、クライマックス終了時に現実世界に帰ることが出来ます。
ハウンド:「ふむ……」思案する素振り。
「このまま行けるかどうか、楽観はまだ早いでしょうか、ね……何より、ある意味で一番の難関がまだ残っている。さてどうしたものか」
思索を続けつつ、そこに転がっているものにはもう興味をなくしたように退場します。
GM:はぁい! ありがとうございましたー! はたしてハウンドさんが背を向けた後も子供の死体はあるのかどうか、それは誰も知らない。
◆Scene 05 You aren’t supposed to be off guard among the feeling.
シーンプレイヤー:漁火 蛍
GM:というわけで! お次はこのセッション最後のミドルシーンですね。さて、何をされますか?
蛍:ドラマシーンですかねー。そういえば設定したのみんな死んでしまった?
GM:いえ、鞍馬の里のお仲間がまだ生きてるようですよ。
蛍:おや。
GM:ハウンドさんが殺したはずなのに、変ですねー。
蛍:とはいえこのシーンで死ぬのですよね。
GM:ですね。全滅テイクツーです。
ハウンド:テイクツー。
GM:テイクツー(こくり
ハウンド:繰り返しでいきましょうか。
降り積もる雪シーン表1:
滔々と降り積もる雪は全てを覆い隠す。罪も。涙も。もう動かない「PC@の大切な人」の姿も。
蛍:ではあれですかね。武器とかを整えにだれも生きているはずのない鞍馬の山に戻ると、なぜかそこのシノビたちは生きていると。
GM:「やぁ、蛍。おかえり」
「どうしたの? 狐につままれたみたいな顔しちゃって」
里のみんなは温かく蛍さんを迎え入れてくれますよ。
蛍:「あれ、みんな、どうして……。ハウンド、だってあなた達みんなハウンドに……」と今の状況が信じられないように。
GM:「なーに? 寝ぼけてるの?」
「俺達はみんな元気だよ。今すぐシノビガミだって倒せるくらいさ!」
ぴんぴんしてます。
蛍:「そう、それなら全然、いいんだけど」と違和感は感じれど安堵するような声で。
GM:「そうそう! 何も心配なんていらないさ」
「それより蛍、しばらくここでゆっくりしていきなさいよ。美味しいお茶も入れたとこなのよ」
「あいつん家も赤ん坊生れたってさ。顔でも見ていってやってくれよ」
「あそこん家のチビが蛍おねーちゃんと遊びたい! って言って待ってたぞー?」
里の仲間達は口々にそう言って、蛍さんを歓迎します。
ハウンド:「それは困りますねぇ」 水を差すように登場。
「全く、確かに息の根を止めたはずなんですが厄介極まりない」
GM:そうですね。生き残りがいたわけではなく、間違いなくハウンドさんが殺したはずの顔が、きょとんとした顔で貴方たちを見ています。
蛍:「ハウンド!」と気が付いて、飛び掛かろうとするんだけど。
ハウンド:手近のシノビを羽交い絞めにして盾にするように確保。
蛍:「目的は私なのでしょう! なのに、なのになんで、またこの人達を殺そうというの!」と叫ぶんだけど動けないでいるかな。
ハウンド:「間違ってはいないのですけど違うのですよね。彼らがいると困るから排除する、それだけです。
正直なところ蛍さんのお相手をしている余裕はないので少し大人しくしていただけますか?」背後からする分身の声、首元に浅く刺さる毒手。
蛍:「ハウン、ド……」と膝をついてそこから動けなくなる。
ハウンド:そこから先はまた壊滅させた時の流れを再現する形で、最後の一人の後頭部を殴打し、とどめの手刀を振り下ろす。
GM:本当に以前と同じように。何もかもが機械仕掛けのごとく変わらないように。鞍馬の里は再び壊滅します。
ハウンド:「この調子で鞍馬の方々を相手にし続けることになるとしたらなかなか難儀ですねぇ……」ため息をつく。
蛍:「……どう、してよ」
ハウンド:蛍さんの方に向き直って変わらぬ顔で、
「必要なことだからと、再三言っているはずですが」
蛍:「こんなことをして、いると困るからって、ハウンド、貴方。どうしてこれが必要なのか、なら言ってみなさいよ!!」
と、ハウンドさんの秘密を《伝達術》で、こう、しらべたい。
GM:伝わるかどうか。判定どうぞー!!
蛍:(ころころ)せいこうだ。
GM:では、公開ですね。
ハウンド:「……おかしいとは思わなかったのですか? 何故里の人々が蘇っているのか、と」秘密に続く。
■PCA・ハウンドの【秘密】
この世界は夢の世界だ。PC@は妖魔夢喰みに囚われ、夢の世界へと閉じ込められてしまった。
あなたはPC@を救うためにこの夢の中に入り、PC@の周囲に現れる夢喰みを殺し続けているのだ。
以下の2つのうち、メインフェイズが始まるまでにどちらかの使命を選択すること。
□夢喰みを殺し続けていくうちに、あなたもこの世界に囚われ始めているのを感じる。それでも、あなたはPC@を救うと決めたのだ。
あなたの本当の使命は【PC@を取り戻す】ことだ。あなたはプライズ「過去の鍵」を得る。
□×××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××
GM:以上です。選択しなかった方の使命はかすれて見えません。
今までもちらちらワードが出てたと思いますが、改めて明言されました。これは夢の世界です。
蛍:ほうほう……。
……。
じゃあ。
「……そっか。ハウンド、貴方、そうだったの」
ハウンド:「……ええ。まぁ妖魔とはいえ貴女の大事な人の姿をした存在を散々殺めてきた私のことが信用できないと言われても無理はありませんが。貴女を助けたいという思いに偽りはありません。……神に誓って」
GM:その二人の後ろで、物言わぬ屍となっていたはずの鞍馬の里の仲間達が、にやりと嗤って姿が掻き消えます。
蛍:「そんなことも気が付かずに、私は、私は……」
ハウンド:「もういいんですよ。それよりも早くここから抜け出しましょう。鍵があれば脱出できるはずです」と明るく言いますが、さて。
何か出てくるのかな。
鍵があれば蛍はこの夢の世界から出ることができる。相棒を救うことができるのだ。
その事に男は安堵していた。
妖魔の擬態とはいえ相棒の大事なものを壊してまわったことに幾ばくかの罪の意識があったとしても。
この時は、確かに安堵していたのだ。
だからこそ。目の前で俯く少女の異変に気付くのが遅れたのかもしれない。
少女の首にかかるその鍵は――黒い色をしていた。
蛍:「ごめんなさい……」と言うんだけど。いつからか首にかけていた心の鍵が鈍く光ったかなってなるんですよ。
GM:わぁお。
ハウンド:膝をついて蛍さんの頭を優しく撫でたところで、おやっと。
「蛍さん……その鍵は一体……」
蛍:「それでも、私の大切な人達を殺したのは事実じゃない」と声のトーンが下がって。
GM:心の鍵の【秘密】をハウンドさんに教える、で宜しいでしょうか?
蛍:鍵の秘密を渡すよ。
GM:では――。
【心の鍵】 ※秘匿
・概要:プライズ
・設定:
いつのまにか見つけた、PC@の本当の想い。鈍く光る、黒い鍵。
・秘密:
PC@の心は夢喰みに汚染されつつある。このプライズを所持している間、PC@の本当の使命は【PCAを殺す】ことへと変更される。
GM:以上です。
ハウンド:「…………」
表情を強張らせてからの、長い沈黙。ゆっくりと手をひっこめて。
「一つ教えて下さい。貴女はここが夢喰みに囚われた世界と知ってなお留まっていたいですか? ここにいれば見ての通り、大事な人を失ってもすぐに戻ってくるようですよ。まあいずれ妖魔の餌になってしまうのですけどね」
蛍:「私は……。私は、貴方を殺して、ここから、出るわ」
それは本心なのか汚染されたがゆえなのか。
ハウンド:「……そうですか。それなら良かった。私もここに来た甲斐があったというものです」いつものように微笑む。
「貴女がその気になればその願いは叶えられるでしょう」
と懐から過去の鍵を取り出して――秘密を伝えます。
GM:あ。つたえますか? マジで???
ハウンド:それが私なりの彼女に対する誠意です。
GM:なるほど…なるほど…! その意気や良し!!
【過去の鍵】 ※秘匿
・概要:プライズ
・設定:
PC@との思い出が具現化した、PCAの心で燃える想い。雪の光を受けて輝く、白い鍵。
・秘密:
度重なる夢喰みとの戦いでPCAの身体は傷ついている。
PCAは背景の【宿星】と【侵食】を修得している。
また回想シーンを行ったタイミングで、このプライズは誰かに渡すことを選択できる。
※【侵食】……この背景を持つキャラクターは、生命力が0点になると強制的に死亡する。
ハウンド:「……言いましたよね? すべてが終わった後であれば殺されるのも良いかもしれません、と」
蛍:「言……ったけど、貴方、そこまで、して……」と。
汚染されてない本心の部分から出た言葉なのはわかるだろう。
ハウンド:「さすがに私も無抵抗に殺されるつもりはありませんが……まぁ、貴女と正面から戦えば生存は五分五分ともいかないでしょうねぇ。
……『汝の隣人を愛せ』。私が愛すべき隣人は貴女だというのも、言ったつもりなのですが」
蛍:「そんなの、そんなの。私、だって。私、だって……!!
私だってハウンド!! 貴方の事を!!」
ハウンド:忍びに身をやつしながらなお感情を表に出せる彼女を眩しそうに、愛おしそうに見つめる。
「そんな顔をしないで下さい。私だって二人で帰る道を諦めたわけではありません」
蛍:「じゃあ二人でどうにかして、どうにかして……」
と鍵が鈍く光り。
「……やっぱりそれは出来な……くっ」と頭を抱えながら。
「出来……ないっ」と汚染に流されるように言う。
「私は……貴方を……殺さ……ないと……でも……大切な人たちが……」
ハウンド:「……ええ、わかっています。今の貴女はそうでしょうとも。私は貴女の大事な人たちを殺しました。だから貴女に殺されても仕方がありません。……そういうことにしておきましょう」貴女は優しすぎるから、と心の裡で。
蛍:「ええ……だから……」とよろよろと立ち上がって。
「ハウンド、貴方を殺さないと」頬にはなぜか涙が流れていた。
ハウンド:応えるように立ち上がって、
「蛍さん、この命を懸けて貴女を助けます」
GM:蛍の涙を隠すように、ハウンドの眼差しを遮るように、雪はただ振り続ける。クライマックスに、入りましょうか。
蛍:はい
ハウンド:……はい
→クライマックスへ
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